【InterBEE 2009出展者情報】NTTエレクトロニクス、IPTV用映像QoE評価ソフトを展示

2009.11.22 UP

ヘッドエンド側のQoEモニター画面
品質情報集計サーバのQoEモニター画面(左)とSTB

品質情報集計サーバのQoEモニター画面(左)とSTB

<<ユーザ体感品質を評価 ITU-T J.247に準拠>>

 NTTエレクトロニクス株式会社は、ITU-T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告J.247に準拠したIPTV用QoE(Quality of Experience、ユーザ体感品質)評価ソフトウェア「QE1000」を開発、高速映像評価システムを参考出展した。

 今回開発した本ソフトウェアは、H.264やMPEG-2といったフォーマットに対応し、IPTV配信元のヘッドエンド用ソフトウェアとSTB(セット・トップ・ボックス)組込み用エージェントソフトウェア、及びSTB側のエージェントに対応した品質情報集計サーバから成り、ヘッドエンド側のQoEモニタリングやネットワークのQoEモニタリング及びSTBでのQoEモニタリングを行うことができる。本製品は、本年12月に発売を開始する予定である。

 具体的には、ヘッドエンド例えば、STBに組み込んだエージェントは、コンテンツ配信前のエンコードの際にQoEを監視して、映像品質の変化を時系列のグラフで表示することにより、コンテンツのどの部分の映像品質が低下しているかを簡単に把握することができるという。は、「目視での品質チェックの効率化と精度の向上が可能」とNTTサービスインテグレーション基盤研究所サービス評価グループ主幹研究員の林孝典氏は説明した。また、 「リアルタイム配信やVODとして提供する圧縮した映像ファイルの品質評価も可能」と林孝典氏は説明した。

 STB側に組み込まれたエージェントは、映像配信にて提供中の視聴者の映像品質を推定する。例えば、パケット損失や遅延などによる映像劣化などの状態を監視し、10秒に1回の割合品質情報集計サーバへ報告し集計することで、「リアルタイムにQoE低下を把握することができ、問題の切り分け・対処をすばやく行うことができる」とデジタル映像事業本部ビジネス戦略室技術主査の長田秀信氏は説明した。

 なお、ITU-TのJ.247勧告は、NTTサービスインテグレーション基盤研究所が、IP技術を使った映像配信サービスにおけるユーザーの体感品質(QoE)を客観的に推定する評価技術として開発したもので、ネットワークのみならず端末やユーザの視聴環境など音声・映像通信のエンドエンドの影響を全て含んだ、人間が感じる品質を定量化した指標である。

品質情報集計サーバのQoEモニター画面(左)とSTB

品質情報集計サーバのQoEモニター画面(左)とSTB

#interbee2019

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