【NAB SHOW 2010】オムネオン 記者発表 「ワークフローの簡素化」を訴求

2010.4.18 UP

スレシュ・ヴァスデヴァンCEO
ジェフ・ステッドマンVP

ジェフ・ステッドマンVP

 オムネオンは4月10日、記者会見を開催し、NAB SHOW 2010で紹介する新製品を発表した。
 オムネオンでは、中国、インド、ロシアなど、HDチャンネルの導入・拡大を進める新興市場に注目しているという。
 ジェフ・ステッドマン上級副社長は、拡大するファイルベースによるコンテンツ制作への需要に対応するための「コンテンツ制作のプラットフォーム」と、サーバーや映像管理をより緊密に統合することによる「ワークフローの簡素化」を訴求すると説明した。
 収録・送出サーバー「オムネオンスペクトラム」のサーバーヘッドである「メディアディレクター」は、帯域を拡大した2200シリーズを新たに発表した。
 ストレージシステムの「メディアグリッド コンテンツサーバー2124」は、ソフトウェアを2.4版にアップグレードし、ファイル共有効率を高める。XDCAM HD(50Mbps)であればファイナルカットプロで約60クライアントまで接続できるという。EVSのXT/XS用のストレージにも対応している。
 なお、スペクトラムメディアサーバーと、メディアデッキ」は、ソニーXDCAM HD形式での記録に対応することを合わせて発表した。
 同社はまた、ファイルベースシステムをシンプルにするものとして、複数のファイルシステムにまたがるコンテンツを共有化し、一つのインタフェースで管理するウェブサービス用統合プラットフォームの構築を目指している。
 このプラットフォームを支える製品の1つとして、今回は「プロエクスプロア」を発表。フォーマットやイットレート、解像度などのメタデータを表示し、ファイル管理を行う。トランスコード用の「プロエクスチェンジ」とともに使えば、規則に沿ったコンテンツの再フォーマットを自動化できるという。

ジェフ・ステッドマンVP

ジェフ・ステッドマンVP

#interbee2019

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