【InterBEE2010】エス・シー・アライアンス 米国リニアアコースティック社のラウドネスメータ「LQ-1000」を出展

2010.11.21 UP

米国リニアアコースティック社のラウドネスメータ LQ-100

 エス・シー・アライアンスは、今年のNAB SHOWで発表した米国リニアアコースティック社のラウドネスメータ「LQ-1000」を出展した。

 「LQ-1000」は、ITU-R BS.1770-1に準拠したラウドネスメータで、入力はAESまたはHD-SDI(オプション)、音声モードは5.1 サラウンド+ステレオシグナル、またはステレオ4 系統(最大8 チャンネル)のラウドネスを表示する。そして、外部VGAモニター出力装備しており、本体から離れた場所でラウドネスレベルをチェックできる。また、外部制御用のGPIOI/Fとログ出力用のUSBポートを持つ。

 モニターできる数値は、入力ソースのインプットレベル、設定したラウドネス値の数値でのラウドネスレベル、ターゲットレベル、測定したショートターム(3〜10秒間の積分レベル平均値)/ミディアムターム(30秒間のレベル平均値)/ロングターム(番組、CM等のコンテンツ全体のレベル平均値)の3パターンのカラーバーグラフ、最大ラウドネスレベルで、同時に表示する。さらに、27分〜最大14時間までの計測レベルをヒストグラムで表示する。

SCAサウンドソリューションズ社セールスエンジニアの原田崇氏は、「この製品はマスター監視として、VUメータ、ピークメータと併せて使ってもらうことを想定している」と説明した。マスター監視用として利用した場合、エラー監視(通知)が必要となるが、「現在、メールで通知するのかどうかを含めて通知方法を検討中(同氏)」と説明した。また、発売時期については、「ARIBが、来年の春頃にITU-Rに準拠した国際基準に沿った標準規格が策定される予定であり、国内での施行が再来年の春と1年の準備期間がある。我々はARIB規格が策定されてから半年後には顧客へ導入できるだろう(同氏)」と語った。

#interbee2019

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