【Inter BEE 2009 見どころピックアップ!】フィックスターズ自社開発H.264対応ソフトウェアエンコーダ、山と溪谷社の「四季穂高」Blu-rayディスク版に採用

2009.11.17 UP

<<ピコハウスが「山渓」のBlu-rayディスク制作でH.264ソフトエンコーダーを採用>>

 株式会社フィックスターズが自社開発した、H.264対応ソフトウェアエンコーダ「CodecSys Pro」が、北アルプスの穂高岳をテーマにした「四季穂高」Blu-rayディスク版(発売元:山と溪谷社)の制作で採用された。フィックスターズはInterBEEの自社ブースでデモを行う予定。

 「四季穂高」を山と溪谷社初めてのBlu-rayディスク版として制作したのはピコハウス。 ピコハウスでは、映像エンコードシステムとしてCodecSys Proを採用した。


<<2日かかるエンコードを1時間半で計算>>

 従来のシステムでは約2日間かかる45分のフルHD映像のエンコードを、1時間半に短縮できたのは大きな成果だったという。
 CodecSys Proは、H.264に対応したソフトウェアベースのエンコーダで汎用プロセッサである「Cell Broadband Engine」の高い性能を引き出すことで、フルHD映像の高い画質を維持したまま、高速エンコードができる。

 ピコハウス制作技術部主査の坂本悠也氏は「エンコード時間が速いことで、お客様への確認作業、その際に依頼される修正要求も迅速に対応でき、最終的に満足度の高い作品に仕上げることができた。」と語っている。

 また、ビデオをキャプチャする作業から、エンコード・オーサリングを1台のワークステーションで完結できるため、システム間でファイルコピーをする作業もなく、効率良い環境が築けたことも高く評価している。
 
 

#interbee2019

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