【Inter BEE 2014】フジテレビジョン ネット有料チャンネル「フジテレビNEXTsmart」を "第4のテレビ" と位置づけ新たな視聴者層拡大 マルチデバイス、マルチビットレートをデモ

2014.11.11 UP

「フジテレビNEXTsmar」tの番組視聴イメージ

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 フジテレビジョンは、11月19日(水)から21日(金)まで、千葉・幕張メッセで開催するInter BEE 2014に出展。自社ブース(ブース番号:6704)において、3月14日から正式サービスを開始した、24時間総合編成のインターネット有料チャンネル『フジテレビNEXTsmart』(http://www.fujitv.co.jp/nextsmart/)を紹介する。これは地上波、BS、CSに次ぐ“第4のテレビ”と位置づけるもので、24時間総合編成のインターネット有料配信チャンネルは日本初となる。
 フジテレビNEXTsmartは「フジテレビオンデマンド」「スカパー!オンデマンド」からアクセスできる。10月1日からはさらに「ニコニコチャンネル」でも配信を開始した。

■スマートフォン、タブレットで見たいシーンを繰り返し視聴可能
 『フジテレビNEXTsmart』は、CS放送『フジテレビNEXT ライブ・プレミアム』の編成をベースにした24時間同時ライブ・ストリーミング配信のサービス。PCのほか、スマートフォン、タブレットなどインターネット環境があれば、どこでも視聴が可能だ。
 スマートフォン、タブレットはiOS5.0以上とAndroid4.0以上に対応する。F1グランプリ、ブンデスリーガやプロバスケットボールNBAの生中継、音楽ライブ、オリジナル音楽番組、お笑いライブなどを配信する。
 F1グランプリやスポーツ番組では、生放送(配信)が終了しても一定期間、繰り返し番組を視聴できる見逃し配信にも対応し、見たいシーンを、いつでもどこでも繰り返し楽しむことができる。配信番組は随時増やしていく予定。料金は月額1,200円(税別)。

■日本で初めてIPサイマル放送の配信基盤にクラウド技術を活用
 先述の「ニコニコチャンネル」での配信では、新たにマイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」を基盤ベースに開発した。クラウド型映像配信プラットフォームの強みは、柔軟性の高さにある。爆発的なユーザー数の増加やサービスの拡張に対しても即座に対応できるという。
 また、同時に複数のクラウド配信拠点に 1つのチャンネルを送出し、配信拠点を自動的に切り替える仕組みを実現。24時間365日ノンストップ配信に不可欠な「冗長化」がより強固になったほか、バックアップや災害対策も強化された。IPサイマル放送におけるクラウド技術の活用は日本初の取り組みである。
 ブースではスマートフォン、タブレットを用意し、実際にフジテレビNEXTsmartの番組視聴を体験できる。配信ビットレートは200kから2Mbpsに対応。マルチビットレート配信により、回線の状況に応じて、最適な配信ビットレートを自動で選択する。

■さらなるサービスの拡充で、有料チャンネル事業の新たな可能性を探る
 サービス開始からこれまでの運用で、従来の放送サービスとは異なるユーザー特性が見えつつある。従来の衛星放送やケーブルテレビに今まで触れることのなかった、新たな視聴者層が加入につながるケースに期待したいという。
 InterBEEの初日(11月19日)と2日目(11月20日)にはブース内で「フジテレビNEXTsmartが目指すもの」をテーマにしたプレゼンテーションも実施する。“第4のテレビ”にかける意気込みや今後の可能性をアピールする。
 今回の展示とプレゼンテーションをきっかけに、通信業界を中心として新たなパートナーとの連携拡大を目指したい考えだ。

【フジテレビジョン】
本社:東京都港区台場2-4-8
URL:http://www.fujitv.co.jp/
ICT/クロスメディア部門 /ホール6 /6704

「フジテレビNEXTsmar」tの番組視聴イメージ

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#interbee2019

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