【Inter BEE 2014】Harmonic 最新メディアプロセッシング紹介 共有ストレージ「MediaGrid」と「Premiere Pro CC」による4Kリアルタイム編集を実演

2014.11.18 UP

Harmonic VOSの概念図

Harmonic VOSの概念図

MediaGrid

MediaGrid

VATIC ChannelPort Spicier

VATIC ChannelPort Spicier

 Harmonicは、 11月19日(水)から21日(金)までの3日間、千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2014に出展する(ブース番号:4106)。 放送事業者向けのメディアプロダクションからデリバリまでを担う最新技術とソリューションをブースにて紹介する。
 今春のNABで発表した仮想化(VM)インフラストラクチャから4K/HEVC映像処理、そして新しい収益を生むサービスを展開できる配信ワークフローなどを各主要製品とソリューションでデモンストレーションする。

■Harmonic VOSプラットフォームの映像プロセッシングシステム
 「Harmonic VOS」は、放送局が必要とする機能を集約したソフトウェアベースのメディアプロセッシング・プラットフォーム。ブースに設けたシアターではVOSのコンセプトを紹介する。
 新製品の「Electra X」シリーズはVOS プラットフォームにおいてVM上(バーチャル環境)での映像プロセッシングシステム(エンコーダー)を担う。「XVM」、「X2」、「X3」の3モデルが用意されており、「Electra XVM」はソフトウェアベース、「X2」はHD-SDI入力を備えたアプライアンス、「X3
はUltra HD/4K対応のアプライアンスである。リアルタイム・エンコーディング、ブランディング及び8レイヤーまでのグラフィックス挿入、そしてTSプレイアウト機能を持つ。 

■ビデオサーバー「Spectrum」シリーズ
「Spectrum」シリーズは今回一般初公開となる最新バージョン7.7でデモンストレーションを行う。「Spectrum MediaCenter MediaDeck 7000」バージョン7.7では、送出サーバーの新機能として、XAVC-I Class 100及びAVI-I Class 100のプレイアウトや、ハイパフォーマンス共有ストレージ「MediaGrid」への自動エクスポート(オプション機能)などが含まれる。 
 この自動エクスポートオプションは、「Spectrum」への収録と同時に「MediaGrid」へ素材を自動転送するアクティブ・トランスファの設定を、SystemManager 6.1上で行うことができるという。
 「Spectrum MediaCenter」サーバーでは、最大20chまでサポートするモデル「MCP-2000A」の出荷を開始している。このモデルは32TB(1000時間/50Mbps)の実効容量を持つ。追加モジュールで4K放送にも対応予定で、2K/4K放送の混在に備えスケーラブルに拡張していける。

■「MediaGrid」をセントラルに配置した4K編集ワークフロー
 ブースでは、ハイパフォーマンス共有ストレージ「MediaGrid」による、4Kでのコラボレーティブ編集ワークフローとして、「MediaGrid」に10GbE接続されたAdobe Premiere Pro CC及びFinal Cut Pro Xを使って4Kリアルタイム編集を行う。また「ProMedia Carbon」と「ProMedia Xpress」といったファイル変換ツール、そしてワークフロー・マネージメントツール「WFS」と「MediaGrid」によるファイルベース・トランスコーディングもデモンストレーションする。

■パートナーとのワークフローソリューション
 「Spectrum MediaDeck 7000」と「Spectrum ChannelPort」によるチャンネルブランディング、そして「Spectrum」ビデオサーバー製品群のプレイアウト制御を行う「Harmonic Polaris」とビデオ・テック社製「VATIC ChannelPort Spicier」を展示する。「Polaris」には、統合型多チャンネル向けの「Polaris Advance」とマニュアル・デバイス・コントロール・アプリケーション「Polaris Live」が揃う。「Spicier」は、ChannelPortのチャンネルブランディング機能をベースに、ワンクリックでのグラフィックス演出を行うことができる。
 特に注目度の高いライブ放送である「選挙開票速報」「議会中継」「スポーツ中継」にスマートに対応したグラフィックス処理表示のテンプレート化を始め、毎日のニュース送出の省力化を実現する簡易OTC機能、Power Pointを放送品質で連携させ静止画送出を自動化するなど、多彩な機能が揃っている。 
 会場では、Verimatrix社のCASシステム(VCAS)と、MUX/スクランブラ「Harmonic ProStream 9000」を組み合わせた、放送局向けPRO-CAM及びCASカード無しの「ソフトCAS」を実機によるデモンストレーションを行う。
 さらにUltra HD/4Kシアターでは、独自圧縮テクノロジ「PURE Engine」によるHEVC圧縮クオリティを体験できる映像を上映する。

【Harmonic Japan】
本社住所:東京都中央区銀座3-14-1 銀座三丁目ビル8F
URL:http://www.harmonicinc.com
映像・放送関連機材部門 /ホール4 /4106

Harmonic VOSの概念図

Harmonic VOSの概念図

MediaGrid

MediaGrid

VATIC ChannelPort Spicier

VATIC ChannelPort Spicier

#interbee2019

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