【Inter BEE 2014】フジミック MXFファイル転送・管理システムや衛星放送向け営放システム、年間8,000番組の実績を持つ字幕制作ソリューションなどをデモ 幅広く全国の放送局に提供

2014.11.8 UP

「BS・CS向け営放システム」の概念図

「BS・CS向け営放システム」の概念図

「災害情報・気象情報サービス」の概念図

「災害情報・気象情報サービス」の概念図

小田川氏(左)と高見澤氏(右)

小田川氏(左)と高見澤氏(右)

 フジミックは、11月19日(水)から21日(金)まで、千葉・幕張メッセで開催するInter BEE 2014に出展し(ブース番号:5310)、「MXFファイル転送・管理システム F-BOX」、「BS・CS向け営放システム」、「災害情報・気象情報サービス」、「字幕制作運用ソリューション」を展示する。またハイブリットキャストの参考出展も行う。

■ファイル化に対応したBS、CS向け営放システム
 同社の事業の中心である営放システムは、放送局の基幹業務である編成業務、広告営業業務、放送業務をカバーし放送機器に対する放送データを生成するシステム。
 フジミック営業センター営業部マネージャーの小田川宣昭氏は「当社ではBS放送、CS放送の特徴にジャストフィットしたシステムを提案している。ファイル化時代に対応した放送機器製品群及び放送関連ソリューションと連携する営放システムを低コストで提供する」と話す。
 営業センター営業部サブマネージャーの高見澤淳氏は「CSなどの放送局にヒアリングを行ってより使いやすいシステムを構築した。新しい業務フローを確立しVOD編成管理など新たな機能も拡充する」と説明した。

■番組素材MXFファイルに字幕を重畳 ラウドネス測定・調整補正にも対応
 「MXFファイル転送・管理システム F-BOX」(=上写真)は、ファイル化(MXF)された番組素材に対して、字幕の重畳、ラウドネス測定・補正ができるシステムである。高見澤氏は「昨年も展示したが、今年は拡張版として、機能のさらなる強化を図った。F-BOXと連動しLTO-6ドライブを利用した簡易アーカイブも実現可能だ」と話す。

■放送局と自治体の連携によりクラウド用いた緊急情報発信
 「災害情報・気象情報サービス」はIP-VPN網とクラウドサービスにより、安定した災害情報や気象情報の受信・管理・配信などを提供するサービス。
 高見澤氏は「NTTコミュニケーションズのIP-VPN網とクラウドサービスにより国内外に配信が可能である。放送局中心に自治体やデジタルサイネージなどの需要にも期待している」という。また、「Lアラートや気象業務支援センターなど公的機関からの情報にも対応しており、瞬時に情報を各放送局などに届けることができる」と話していた。東日本大震災以降、災害情報に対する情報ニーズは高まっており、同社としても力を入れていく分野としている。

■年間8,000番組の字幕制作に対応
 「字幕制作運用ソリューション」は字幕制作、重畳、送出のトータルソリューションとして提供する。
 高見澤氏は「当社では放送されているドラマ・バラエティ・アニメなど年間8,000本以上の字幕制作に対応している。ニュースやスポーツ中継など年間1,800時間にリアルタイム字幕にも対応している」と話す。

■広く全国の放送関係者に提供へ
 小田川氏は「当社は昨年この展示会に初出展し、今年で2回目の出展となる。当社はこれまでフジテレビで使用するシステムを中心に開発してきたが、数年前から他のテレビ局向けのシステムの構築も行ってきた。Inter BEEは、当社の取り組みを広く放送関係者に知ってもらう良い機会である。デモも交えながら展示を行い、当社の技術をアピールしていきたい」と意欲を示す。



【フジミック】
本社住所:〒135-0064 東京都江東区青海1-1-20
URL:http://www.fujimic.com
映像・放送関連機材部門 /ホール5 /5310

「BS・CS向け営放システム」の概念図

「BS・CS向け営放システム」の概念図

「災害情報・気象情報サービス」の概念図

「災害情報・気象情報サービス」の概念図

小田川氏(左)と高見澤氏(右)

小田川氏(左)と高見澤氏(右)

#interbee2019

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