【InterBEE 2014】NTTアドバンステクノロジ 4K60P対応のHEVCデコーダ/トランスコーダを国内初出展 100dBでクリアな音声集音ソフトなど出展

2014.11.11 UP

HEVCデコーダ「UHD-1000」(右手前)

HEVCデコーダ「UHD-1000」(右手前)

HEVCデコーダ「UHD-1000」(裏面)

HEVCデコーダ「UHD-1000」(裏面)

「RealFeel FileConvert 4K」トランスコード中の画面

「RealFeel FileConvert 4K」トランスコード中の画面

 NTTアドバンステクノロジ(本社:神奈川県川崎市)は、2014年11月19日(水)から21日(金)の3日間、幕張メッセにて開催するInterBEE 2014に出展する。自社ブース(ブース番号:5405)では、今年のNABで発表、IBCで静態展示した4K60P/4:2:2/10bit対応したHEVCデコーダ「UHD-1000」を国内初出展するほか、4K60p映像のHEVCトランスコードが可能なファイルトランスコーダ「RealFeel FileConvert 4K」、今年9月に発表した100dBという騒音下でもクリアに通話できるマイク技術「インテリジェントマイクライブラリ」を出展する。

■ HEVCデコーダ「UHD-1000」を国内初出展 4:2:2/10bitの4K60PHEVCストリームをデコードして4Kモニタで表示するデモを実施予定
 HEVCデコーダ「UHD-1000」は、DVB-ASI入力、3G-SDIx4出力端子を装備した4K60P/4:2:2/10bitに対応したHEVCデコーダ。4K、フルHD、HD、SDなど各種ビデオフォーマットや50fps、59.94fps、60fpsのフレームレートに対応に加え、PID選定やゲンロック、ローカルファイル再生などの機能を持っている。USBインタフェースを搭載しており、ビットストリームファイルを格納したUSBデバイスを接続し、マウスまたキーボードにて当該ファイルを選択することでローカル再生にも対応する。なお、HEVCデコーダはハードウェアデコードではなく、NTT-ATで開発したソフトウェアデコーダを搭載する。
 HEVCデコーダ「UHD-1000」の利用用途についてアプリケーションソリューション事業本部営業SE部門担当課長の鎌野伸一氏は「放送の折り返し映像の確認用としての用途を想定している。また、2Kにも対応しているため、4K放送以外にMPEG2やH.264を利用した素材伝送からの置き換えニーズにも利用してもらえると考えている。」と語った。
 ブースでは、4:2:2/10bitの4K60PHEVCストリームをTSレコーダからの出力をASIで受けてデコードし、4Kモニタで表示するデモを行う予定だ。「HEVC/main4:2:2/10bitの性能を体感してもらいたい」と語った。

■ HEVC対応ファイルトランスコードアプリケーション「RealFeel FileConvert 4K」を出展 アプリケーションの性能とUIをデモ
 「RealFeel FileConvert 4K」は、最新の符号化標準規格H.265/HEVCでの4K映像変換を可能にした、映像コンテンツ用ファイルコンバートソフトウェア。多様なファイル形式の入力に対応し、さまざまな符号化条件で4Kに対応したHEVCストリームを作成できる。また、次世代放送推進フォーラム(NexTV Forum)の4K放送素材搬入技術基準の放送素材搬入ファイルフォーマット「XAVCファイル」に対応する。主な機能は、素材ファイrはFTPからの取得とエンコードファイルの転送、ロゴやタイトルの挿入、ウォッチフォルダ機能、H.256/HEVC以外にH.264でのエンコードにも対応する。動作環境となるPCは、CPUがCore-i7, Xeon(AVX搭載)、メモリ8GB以上、対応OSはMicrosoft Windows 8.1, Microsoft Windows 7 Professional 64bit版, Microsoft Windows Server 2008 R2。鎌野伸一氏は「4K60p映像のHEVCトランスコードや4:2:2にも対応しており、HEVC用の再生端末や配信サーバーの検証、ネットワーク検証、VoDサービス検証などが可能になる」と説明した。
 ブースでは、実演デモを行う予定で、4K60p/4:2:2/10bitでの性能や機能・操作のしやすさなどを体験することができるという。

■ 100デシベルの高騒音下でも、クリアな音声を伝えることができる「インテリジェントマイクライブラリ」
 「インテリジェントマイクライブラリ」は、今年の9月に発表した100デシベルの高騒音下でも、クリアな音声を伝えることが可能になるソフトウェア。複数のマイクと特定方向からの音声のみを集音するソフトウェアにより、最大100デシベルの高騒音下でも音声をクリアに伝えることができる。また、エコーキャンセラとの組み合わせも可能で、ハンズフリー通話で最も対策が難しい不快なエコー対策が可能になるという。ブースでは、「インテリジェントマイクライブラリ」を使ったインカムタイプのインテリジェントマイクを使い、効果を体験できるデモを実施する予定。

【NTTアドバンステクノロジ】
本社:〒212-0014 神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー
URL:http://www.ntt-at.co.jp
映像・放送関連機材部門/ホール5/5405

関連URL
http://www.ntt-at.co.jp/eventseminar/event/2014/detail/e_20141119/

HEVCデコーダ「UHD-1000」(右手前)

HEVCデコーダ「UHD-1000」(右手前)

HEVCデコーダ「UHD-1000」(裏面)

HEVCデコーダ「UHD-1000」(裏面)

「RealFeel FileConvert 4K」トランスコード中の画面

「RealFeel FileConvert 4K」トランスコード中の画面

#interbee2019

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