【Inter BEE 2014】報映産業 4K対応カラーグレーディングシステム「Baselight-One」や デジタルKVMスイッチ「Dracoシリーズ」でクリエイティブ制作環境をアピール

2014.11.7 UP

FilmLight社製 4K対応カラーグレーディングシステム「Baselight-One」

FilmLight社製 4K対応カラーグレーディングシステム「Baselight-One」

 報映産業は、11月19日(水)から21日(金)の3日間、千葉・幕張の幕張メッセで開催する、音と映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE 2014」に出展。「映像・放送関連機材部門」と「プロオーディオ部門」の2つのエリアでブースを設置する。報映産業がプロオーディオ部門に進出するのは、今年が初となる。
 報映産業の志賀威也氏は、「昨年は映像・放送関連機材部門のみにブースを確保していたが、やはりプロオーディオ関連製品は、プロオーディオ部門のエリアで見ていただこうと、今年はプロオーディオ部門にもブースを設けた」とねらいを話す。

■KVMスイッチを用いてブースを効率的にレイアウト
 映像・放送関連機材部門のブースでは、独IHSE社のHD-KVMスイッチ「Draco Tera Compact 480 シリーズ」を出展する。昨年発表してから好評を得ており、今年は、映像・放送関連機材部門とともに、プロオーディオ部門の両方のブースでもデモを実施する。
 Draco Tera Compact 480 シリーズは、80/64/48/32/16/8 ポートのラインナップを揃えたCATxポート専用のHD-KVMスイッチだ。ケーブルイコライザー内蔵によりCATxケーブルで最長140mまで延長可能。24bitカラー、1920×1200のフルHD解像度をサポートし、Display Port、HDMI、DVI-D、DVI-I、USB HID、USB 2.0に対応している。
 高品質のビデオ圧縮技術を使い、IPを使わずに独自プロトコルで伝送しており、マウスを操作してポインタを動かしてもまったく遅延を感じないため、離れている感覚がなく使うことができる。
 作業場とマシンルームが離れているポストプロダクションや放送事業者で利用されている。同製品により、スイッチを挟めば片側140m、最大280mまで延長でき、延長距離と解像度によってファイバーケーブル接続も選択できる。CATxケーブルで140m、マルチモードファイバーで1km、シングルモードファイバーで最大10kmまで延長可能だ。
 「MAにおいても、ProToolsを複数台使用する作業などがあり、そうした際に切り替えの早いKVMが求められる。さらには1台のProToolsを二人で使用するという例もあり、KVMのレスポンスが重要になる」(志賀氏)という。
 映像・放送機材関連部門のブースでは、このKVMを最大限利用して、機器本体をラックに収め、デモスペースはキーボード、ディスプレーのみを配置し、ブース自体がIHSEのKVMのショーケースになるような機材配置を予定している。接続機材の端末は、トータルで40機を超えることになりそうだ。
 
■ハイエンドカラーグレーディングツール「Baselight」のAVID用プラグインを展示
 映像・放送機材関連部門のブースでは、このほか、FilmLightのカラーグレーディング「Baselight」のAVID用プラグイン「Baselight プラグイン for Avid」とAVID製品との連携ワークフローをデモする。
 また、10月に発売したばかりのケンブリッジリサーチシステムズの新製品「ハーディングHFPA-Edisis(エディシス)FX」も出展する。アビッド「メディアコンポーザー」「シンフォニー」のプラグインソフトで、従来製品と同一のアルゴリズムを使用している。編集装置に搭載することで、民放連ガイドラインを逸脱した過度なフラッシュやパターン映像を、作業段階で特定できる。

■オーディオ部門でGENESYS BLACKを国内初展示
 今回初めてブースを構えるオーディオ部門では、AMS NEVE社製 DAWトータルインテグレーションコンソール「GENESYS BLACK」 を国内初展示する。従来からのNEVEのスタイル、操作性を継承し、Genesysの持つ、高品質アナログ回路設計による高いコンソール機能とコンパクトさによる高い人気を引き継ぎ、さらに、タッチパネル機能やキーボードを搭載したGENESYS BLACK。Pro ToolsやNuendoなど各種のデジタルオーディオワークステーションに対応する。
 
■「映像・放送関連機材部門」(ブースNo.5615)の出展予定製品
<カラーグレーディング ワークフロー>
 FilmLight社製 4K対応カラーグレーディングシステム「Baselight-One」
 FilmLight社製 Avid用プラグインソフト「Baselight プラグイン for Avid」
<デジタルKVMスイッチ>
 IHSE社製 デジタルKVMスイッチ「Dracoシリーズ」
<フラッシュパターンアナライザ>
 CRS社製 ファイルベース専用フラッシュパターンアナライザ「HFPA-X」
 CRS社製 Avid MeciaComposer 用プラグイン「Edisis-FX」
<アーカイブ>
 VITEC社製 デジタルアセットマネジメント「ProxSysPA」
<ルータ>
 Quantel/Snell社製 4K対応フリーアサインルータ「VEGA」
<コンバータ>
 CobaltDigital社製 各種コンバータ

■「プロオーディオ部門」(ブースNo.1509)の出展予定製品
<コンソール アウトボード>
 AMS NEVE社製 DAWトータルインテグレーションコンソール「GENESYS BLACK」、 AMS NEVE社製 マイクプリアンプ「1073DPD」「1073Classic」「1084Classic」
<デジタルKVMスイッチ>
 IHSE社製 デジタルKVMスイッチ「Dracoシリーズ」

【報映産業】
本社住所:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-2-8
URL:http://www.hoei.co.jp
映像・放送関連機材部門 /ホール5 /5615
プロオーディオ部門 /ホール1 /1509

FilmLight社製 4K対応カラーグレーディングシステム「Baselight-One」

FilmLight社製 4K対応カラーグレーディングシステム「Baselight-One」

#interbee2019

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