【NAB Show 2012】クォンテル パブロの最新バージョンを公開

2012.4.23 UP

ブースで実施された日本語デモ

■PCによるシステム提供にも対応 選択肢を拡大

 クォンテルは、ポストプロダクション分野から、カラーグレーディング用「パブロ」の新バージョンを公開した。
 従来同社はハードとソフトを一体で展開してきたが、コンピューターの成熟に応じて方針を変更。ソフトウェアベースのシステムを、一般的なハードウェアで構成。ユーザは広い選択肢から機器を選ぶことが可能になった。

 ストレージも、専用品から一般的なNAS、SANストレージを使用できる。各マシンはストレージにソフトマウントして素材を共有する。
 アジアパシフィックを担当するダイレクターオブセールス、ロビン・アダムス氏は「従来システムの代替でない。中身は同じであり、顧客に対してオープンな状況で選択肢を提供することが目的だ」と話している。

 デモを行ったマシンは、CPUがインテルXeon(アイビーブリッジ)×2(12コア)、GPUはNVidiaのMaximus4枚。
 このほか、映画撮影で多く利用されるARRIの「ARRIRAW」形式の入力や、今後注目されるカラースペース「ACES」での作業が可能。1つのボタンでシャープネスとディフォーカスを同時に処理できる機能も搭載した。
 映画における48フレーム/秒の映像など、高フレームレートの映像にも対応し、ブースでは、レッドデジタルシネマ社の「エピック」の素材を使ったデモを行った。
 新しいパネル「Neo Nano」は、撮影現場でプライマリー処理を施せるよう小型化した。

#interbee2019

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