【Inter BEE 2014】JVCケンウッド F1.2レンズ搭載ハンドヘルド4Kカメラ「GY-HM200」を国内初披露 スーパー35㍉センサー搭載・レンズ交換型の4Kカメラも参考出展

2014.11.14 UP

業務用4Kメモリカードカメラレコーダー「GY-HM200」

業務用4Kメモリカードカメラレコーダー「GY-HM200」

左から比留間、山田、古川の各氏。

左から比留間、山田、古川の各氏。

■ハンディ4K、F1.2を実現した自社製レンズを搭載
 JVCケンウッドは、業務用の4K対応カメラの最新機器とソリューションを中心に出展する。ブース(ブース番号:3108)では、小型ハンドヘルドサイズの業務用4Kカメラレコーダー、『GY-HM200』を国内初展示する。同機は「GY-HMQ10」の後継に相当し、4K解像度(3840×2160画素)で記録・再生を実現する。F1.2を実現した自社製レンズを採用するとともに、高画質・高圧縮率のH.264ビデオフォーマットや汎用性の高いSDHC/SDXCメディアへの記録が可能。既存のノンリニア編集システムとスムーズに連携が可能。
 クリエーションビジネスユニット商品企画部の山田氏は「当社の4Kカメラは放送局や映像プロダクションのほか、企業・官公庁、教育用途など、広範囲な映像制作現場における超高精細映像のニーズに対応し幅広い市場で導入されている。今年のInter BEEでは、この後継機にあたる『GY-HM200』を初展示し、さらに市場を拡大していきたい」と意欲を示す。商品企画部の比留間氏は「国内では来年2月に発売予定。発売後は順次新モデルに切り替えていく」と説明する。

■スーパー35ミリセンサー搭載、レンズ交換型4Kカメラも参考出展
 参考出品として「GW-SP100」、「GY-LS300」の展示をおこなう。イメージセンサーとして独自開発のスーパー35ミリセンサーを使用し、マイクロフォーサーズマウントによるフレキシブルなレンズ交換型の4Kカメラレコーダーである。「GW-SP100」は、同社初のビデオユニットとカメラユニット分離型を採用しており、山田氏は「分離型の特徴である高い設置性と遠隔操作を活かした高精細な撮影や、小型ヘリに搭載しての空撮、機動性を生かしたジンバル撮影などに向いていると考えています。展示会ではこれらの応用事例のソリューションを紹介し、使い易さをアピールしたい」と言う。
 同時に、「GY-LS300」は機動力に富んだハンドヘルド型フォームファクターを採用し、小型・軽量を生かした動画撮影を可能にする。新事業推進部古川氏は「発売時期は現時点では未定だが、なるべく早く発売できるよう準備を進めている」と話していた。

■配信ソリューションも提案
 既発売済のHDメモリーカードカメラレコーダー、「GY-HM650」、「GY-HM850」の高速モバイル通信サービスを使ったライブストリーミングでは、Zixiによるネットワーク耐性を高めた高付加価値配信ソリューションを提案する。

■放送局用無線機で高いシェアを持つケンウッド製品も出展
 ケンウッドのコーナーでは放送局用の無線機の新製品を展示する。「ケンウッドは放送局用の無線機では高いシェアを持っており、プロに認められた技術がある。最新機器のソリューションを展示することでケンウッドの技術の高さをアピールしていきたい」と古川氏は話していた。

(株)JVCケンウッド
本社住所:横浜市神奈川区守屋町3-12
URL:http://www.jvckenwood.co.jp/
映像・放送関連機材部門 /ホール3 /3108

業務用4Kメモリカードカメラレコーダー「GY-HM200」

業務用4Kメモリカードカメラレコーダー「GY-HM200」

左から比留間、山田、古川の各氏。

左から比留間、山田、古川の各氏。

#interbee2019

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