【NEWS】NHK テレビとネットを通じた防災情報伝達「マイ防災ポータル」を披露 将来の防災情報伝達のイメージコンテンツをデモ

2013.10.24 UP

「マイ防災ポータル(イメージデモ)」トップ画面とイメージコンテンツデモの様子
総雨量のイメージ画面

総雨量のイメージ画面

河川情報のイメージ画面

河川情報のイメージ画面

左から、「マイ防災ポータル(イメージ)」、河川情報、気象レーダーのイメージ画面

左から、「マイ防災ポータル(イメージ)」、河川情報、気象レーダーのイメージ画面

「NHK Hybridcast」紹介コーナー

「NHK Hybridcast」紹介コーナー

 日本放送協会(NHK)は、2013年10月2日から5日まで東京ビックサイトで開催された東京国際消防防災展2013において、「あなたの街に台風が来た!」と題して、試作した将来のテレビとインターネットによる防災情報伝達のイメージコンテンツのデモンストレーションや9月2日から提供を開始しているテレビとインターネットの機能を連携させた新しいサービス「NHK Hybridcast」の紹介を行った。

■ 「マイ防災ポータル」によるきめ細かな防災情報の提供をイメージ
 NHKがブースで行ったデモ(上写真)では、ユーザーが予めテレビに家族の地域情報(自宅や通勤先、実家など)を登録した「マイ防災ポータル」の画面を通じて、登録したユーザーの地域に関するニュース、鉄道路線情報、道路交通情報などの文字ニュース、台風進路や台風確率グラフ、警報注意報情報、総雨量、河川情報、気象レーダー、道路混雑マップなどの台風に関する最新情報をインターネットから取得してテレビで視聴することができるという防災情報伝達のイメージコンテンツだ。「放送では市町村単位の防災情報をきめ細かく提供することが難しが、テレビをインターネットに接続することで、将来はユーザーが住む地域の最新の防災情報を提供することができるようになるだろうと考えている(説明員)」と説明した。
 「マイ防災ポータル」のイメージデモは、横浜の自宅にいるママがNHKの放送を見ていると「関東地方に台風が接近」というニュース速報が流れたのを見て、「マイ防災ポータル」画面から自宅地域に関するニュースや台風進路、総雨量などを確認。そして、離れた東京に住むおばあちゃんのことが気になり、登録しているおばあちゃんの情報に切替えて河川情報を確認したり、登録しているパパの情報に切替えて、渋谷の警報注意報情報、総雨量などをテレビで確認することができる。

■ スマートフォンアプリで家族同士情報を共有することも可能になると考えている
 また、スマートフォンを家族で持っていて、このマイ防災ポータルのアプリを登録していた場合は、「家族同士で情報を共有することも可能になる」と説明した。デモでは、スマートフォンの「マイポータル画面」から、例えばおばあちゃんが住む地域にある近所の川の様子を河川カメラからの映像でチェックしたり、パパが働いている渋谷から帰宅する方向の降雨の予想を気象レーダーでチェックすることができるというデモもおこなった。
 今回の試作したイメージデモコンテンツについて、会場の説明員は次のように説明した。
 「インターネットを活用することで将来のテレビで提供することができるであろう防災情報のアイディアであり、例えば今回のデモで見てもらった台風情報に関する情報は、視聴者が欲しいと感じてくれた情報なのか、今回想定した情報以外に希望する防災情報があるかなど、アンケートを通じてユーザーの声を集め、今後の災害報道や防災情報の提供方法に活かしていきたいと考えている」。
 なお、9月2日からNHKはテレビとインターネットの機能を連携させた新しいサービス「NHK Hybridcast(ハイブリッドキャスト)」の提供を開始しており、「将来このような防災情報を提供することになった場合は、Hybridcastの技術を利用することになるだろう思う(説明員)」と説明した。
 このほか、ブースでは、現在「NHK Hybridcast」で提供している気象情報やニュースの紹介や天気予報体験コーナーがあった。

総雨量のイメージ画面

総雨量のイメージ画面

河川情報のイメージ画面

河川情報のイメージ画面

左から、「マイ防災ポータル(イメージ)」、河川情報、気象レーダーのイメージ画面

左から、「マイ防災ポータル(イメージ)」、河川情報、気象レーダーのイメージ画面

「NHK Hybridcast」紹介コーナー

「NHK Hybridcast」紹介コーナー

#interbee2019

  • Twetter
  • Facebook
  • Instagram
  • Youtube