InterBEE REVIEW2016
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Forum & Event ReportNews Center Pick up 580災害多発列島で行政とメディアはいかに協力すべきか11月16日(水)15:00-17:00 特別講演1 飯泉 嘉門徳島県知事は本セッションの基調講演に立ち、徳島県は光ファイバーによるブロードバンド基盤整備を進め、4K・8Kデジタルコンテンツ産業の集積や、地方創生のモデルとして、また企業のBCPの一環として、サテライトオフィスやテレワークなどの「新しい働き方」を推進している。 例えば、総務省と共に、地理空間情報とICTを融合させて道路災害情報や津波浸水シミュレーションを地図上に表示するなどの戦略的な情報共有システムを実現するプロジェクトも推進。さらに、全国初の取組みとして通販サイトを活用し、被災地のニーズと支援者のマッチングを行う協定をアマゾンとクロネコヤマトとも締結した。また、全県下にWi-Fiを整備してインバウンド対策も推進。 災害時に自治体が発信する情報は、報道機関のフィルターによって国民の信用が得られるという面もある。徳島県では災害時情報共有システムを整備しており、Lアラートなどを介し、メディアの皆さんと災害時でもシームレスに使えるシステムとしている。 そして、これらの取り組みが日本全体に広がる成長戦略のモデルになればよいと考えていると述べた。

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