InterBEE REVIEW2012 (JP)
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182007年からスタートした、東京駅丸の内側周辺の駅再開発「Tokyo Station City」。その目玉ともいえる、東京駅赤レンガ駅舎の保存・復原工事の完成を記念して、9月22・23日の両日、『TOKYO STATION VISON』と題したイベントが行われた。復原された赤レンガ駅舎を丸ごとスクリーンとした、大規模なプロジェクションマッピングだ。プロジェクションマッピングとは、建造物等をスクリーンと見立てて映像を投影、視覚トリックなどを駆使して、あたかも建物自体がダイナミックに動いているように見せるなどの工夫を凝らした映写のことだ。このイベントでも、駅舎そのものが本当に躍動しているかのようだったり、あるいは抒情的に描かれた映像が投影されるなど、多くの観客と話題を集めた。しかし、それらは誰も想像もしなかったような苦労の上に成り立っていた……。「Asia Contents Forum 特別セッション」では、このプロジェクトのプロデューサー兼総合演出である森内大輔氏をはじめ、テクニカルディレクターを務めた内田照久氏、ディレクターを務めた諏澤大助氏の3氏が、プロジェクトのコンセプトや技術面のほか、プロジェクションマッピングの今後の展望について熱く語った。創建当時によみがえった東京駅舎を巨大スクリーンに。

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