InterBEE REVIEW2011 (JP)
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06日米における先進的な放送技術の交流を図ろう8,700社を超える地上波テレビ・ラジオ放送局を会員として抱える放送業界の団体 NAB。そのNABのトップであるゴードン・スミス会長が来日し、Inter BEE 2011の基調講演に登壇した。1922年に創設され、今年で90周年というNABの歴史の中で、会長が日本の公式の場で講演するのは今回が初となる。訪問が実現したのはスミス会長自身の「米国の放送業界を代表し、東日本大震災で被災された日本の皆様にお見舞いを申し上げると共に、勇敢に報道活動に従事されたすべての放送人に敬意を表したい」という思いだった。そしてもう一つ、”次世代”の放送へ向け、日米における先進的な放送技術の交流を図ろうというねらいもある。日本の技術力を高く評価するとともに、次世代の放送の標準化のイニシアティブをとろうとする米国放送業界の強い意志が垣間見えた。

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