InterBEE REVIEW2011 (JP)
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63■ホワートスペース推進会議がInter BEEに出展。  「ホワイトスペースは、隣接する周波数帯の放送波同士の干渉を防ぐために設けた周波数帯、すなわちガードバンドを、新しい技術で干渉しない形で活用しようというもの。ごく狭い地域に限定した放送に活用しようとする試みだ。ホワイトスペース推進会議がInter BEEに出展をするのは今年で2回目になる。昨年はまず、ホワイトスペースという言葉を広く知ってもらうためのものであったが、今年は、実証実験を経てさまざまなホワイトスペースの活用方法を具体的に紹介することができた」 「東日本大震災の際には、南相馬市においてホワイトスペースを使った放送が行われ、被災地に有益な情報を発信し、災害時におけるコミュニティ放送の有用性が注目された。ラジオを含めたさまざまなメディアとの組み合わせによって、新しい放送がコミュニティの情報発信の道具として利用される動きが活発化している」■完全デジタル移行後の電波利用について。 「2011年7月24日に地上波放送のアナログ放送が東北3県を除いて停波となり、デジタル放送が本格化した。これによって、デジタルテレビ放送がこれまでのUHF放送の帯域に移行し、アナログテレビで用いられていたVHF放送の帯域で新しい放送が試みられようとしている。これは、放送のあり方をがらりと変えるものだ。テレビだけではなく、ラジオも変わる」 「一方では、スマートフォンなど端末の多様化により、様々な新サービス・新ビジネスが普及し、ユーザーの利便性が向爆発的に拡大する電波利用災害利用も含め新たな枠組み構築へ

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